「WordPressでブログを始めたいけど、難しそうで踏み出せない…」そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
WordPressは世界中で使われている人気のブログシステムですが、初めての設定は少し複雑に感じられることもあります。特に専門用語が多く、どこから手をつければいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、WordPressブログの始め方を初心者にもわかりやすく、ステップバイステップで解説していきます。ドメイン取得からサーバー契約、WordPressのインストール、そして初期設定まで、必要な手順をすべて網羅しました。
これから自分だけのブログを持ちたい方、アフィリエイトやビジネスでWordPressを活用したい方は、ぜひ参考にしてみてください!
WordPressでブログを始める前に知っておきたい3つの基本
WordPressでブログを始める前に、最低限押さえておきたい基本知識があります。これらを理解しておくことで、後のステップがスムーズに進められるようになりますよ。
まずは基本的な知識から順番に確認していきましょう!
無料ブログとWordPressの違いとは?初心者こそWordPressがおすすめな理由
ブログを始める際に最初に検討するのが「無料ブログを使うか」「WordPressを使うか」という選択肢です。無料ブログは確かに手軽ですが、WordPressには多くのメリットがあります。
無料ブログとは、はてなブログやアメブロ、note、Mediumなどのサービスのことを指します。これらは登録するだけですぐに始められるので便利ですよ。初期費用や維持費がかからないという大きな特徴があります。
一方、WordPressは自分でドメインやサーバーを用意する必要があるため、初期費用と維持費がかかります。しかし、自由度の高さや収益化のしやすさなど、長い目で見ると無料ブログよりも優れている点が数多くあるのです。
WordPressをおすすめする理由は主に5つあります。
① デザインやレイアウトを自由にカスタマイズできること。自分だけのオリジナルブログを作れるのは大きな魅力でしょう。
② SEO対策がしやすいという点です。WordPressは検索エンジンに評価されやすい構造になっているため、記事が上位表示されやすくなります。
③ アフィリエイトなどの収益化が無制限に行えます。無料ブログでは広告掲載に制限があることが多いですが、WordPressなら自由に収益化できます。
④ プラグインという拡張機能で機能を追加できる点も大きな利点です。様々な便利機能を簡単に導入できます。
⑤ あなたのブログが完全にあなたの所有物になるという点。無料ブログはサービス終了のリスクがありますが、WordPressなら自分の資産として残り続けるのです。
初心者にとっては最初のハードルが少し高く感じられるかもしれませんが、長期的に見ればWordPressを選ぶメリットは非常に大きいといえるでしょう。
WordPressブログに必要なもの一覧【準備編】
WordPressでブログを始めるために必要なものは何でしょうか。ここでは具体的に3つの要素について説明していきます。
まず必要なのが「ドメイン」です。ドメインとはインターネット上の住所のようなもので、「example.com」のような形式をしています。自分だけの独自ドメインを取得することで、プロフェッショナルな印象を与えられます。
次に必要なのが「レンタルサーバー」です。これはブログのデータを保存する場所であり、WordPressを動かすための基盤となります。サーバーがなければWordPressは動きません。
そして最後に「WordPress」自体が必要です。これはブログを作成・管理するためのシステム(CMS)であり、レンタルサーバー上にインストールして使用します。多くのレンタルサーバーでは簡単にインストールできる機能が提供されていますよ。
これら3つの要素を揃えることで、WordPressブログを始める準備が整います。どれか一つでも欠けると、ブログを公開できないので注意してください!
WordPressブログの設置にかかる費用と維持費の目安
WordPressブログを始める際には、いくらくらいの費用がかかるのか気になりますよね。ここでは初期費用と年間の維持費について説明していきます。
ドメイン代は年間約1,000〜3,000円程度です。取得するドメインの種類(.comや.jpなど)によって価格が変わってきますが、一般的には.comドメインが人気で使いやすいでしょう。
レンタルサーバー代は月額800〜2,000円ほどかかります。年間プランを選ぶと割引があるサービスも多いので、長期的な利用を考えている方は年間契約がおすすめです。
これらを合計すると、初年度はドメイン代とサーバー代で約10,000〜25,000円程度の費用がかかると考えておきましょう。2年目以降は、ドメインの更新料とサーバー代のみなので、年間の費用も同様に約10,000〜25,000円程度になります。
一見すると負担に感じるかもしれませんが、無料ブログに比べて得られるメリットを考えると十分な投資価値があるといえます。特にビジネスやアフィリエイトで収益化を目指す場合は、この程度の費用はすぐに回収できるでしょう。
また、初期費用を抑えたい場合は、キャンペーン中のサーバーを選んだり、ドメインが無料でもらえるプランを探したりすることで、かなり安く始められることもあります。
WordPressブログの費用は自分の目的や予算に合わせて調整できるので、自分に合ったプランを見つけてみてください!
【ステップ①】独自ドメインを取得しよう!おすすめサービスと手順を解説
WordPressブログを始める最初のステップは、独自ドメインの取得です。この部分をしっかり押さえることで、後の工程もスムーズに進められます。
ドメイン取得は少し専門的に感じるかもしれませんが、実際の手順は非常にシンプルです。そのプロセスを詳しく見ていきましょう。
独自ドメインとは?なぜ必要なの?
独自ドメインとは、インターネット上であなたのサイトを表す住所のようなものです。「yourblog.com」などの形式で表され、世界中でひとつだけのあなた専用のアドレスになります。
独自ドメインは一度取得すれば、基本的にずっと使い続けることができます。これにより、ブログの知名度やブランド価値を長期的に積み上げていくことが可能になるのです。
なぜ独自ドメインが必要なのでしょうか。まず第一に、プロフェッショナルな印象を与えられる点が挙げられます。「〇〇.hatenablog.com」よりも「yourblog.com」の方が覚えやすく、信頼性も高く感じられますよね。
第二に、将来的なサイト移転の際にもURLを変更せずに済むというメリットがあります。無料ブログからWordPressへの引っ越しなどの際に、URLが変わるとSEO評価がリセットされてしまいますが、独自ドメインならその心配はありません。
そして第三に、独自メールアドレスが作れるという点です。「info@yourblog.com」のようなアドレスを作成できれば、ビジネス利用の際にも便利でしょう。
これらの理由から、本格的にブログを運営するなら独自ドメインの取得は必須と言えるでしょう。初期投資として考えれば、その価値は十分にあります!
おすすめのドメイン取得サービス2選【初心者向け】
ドメインを取得できるサービスは多数ありますが、初心者におすすめなのは以下の2社です。使いやすさと信頼性を基準に選びました。
1つ目はムームードメインです。お名前.comグループの一員として知られ、シンプルな操作性が特徴です。初心者でも迷わず操作できる操作画面(インターフェース)になっていて、ドメイン取得に特化したサービスなので余計な機能がなく、わかりやすいのが魅力ですね。
ドメインの種類も豊富で、値段も比較的リーズナブルです。またキャンペーンも頻繁に実施されているので、タイミングによってはかなりお得に取得できることもありますよ。
2つ目はお名前.comです。国内最大級のドメイン登録サービスで、幅広いドメイン種類を取り扱っています。運営歴も長く、安定性と信頼性に定評があるのが特徴です。
特に初年度のドメイン料金が安いことが多く、複数のドメインを管理したい場合にも便利な機能が揃っています。また、同社のレンタルサーバーと合わせて利用すると連携もスムーズになりますね。
どちらのサービスも24時間365日対応のサポートがあるので、何か困ったことがあってもすぐに解決できる体制が整っています。初めてのドメイン取得でも安心して利用できるでしょう。
選ぶ際のポイントとしては、同時にレンタルサーバーも契約する予定なら、同じ会社のサービスを選ぶと設定が簡単になる点を覚えておいてくださいね!
ドメイン取得の手順と注意点【ムームードメイン・お名前.comを例に】
ここでは実際にドメインを取得する手順を、人気の2サービスを例に解説していきます。基本的な流れは似ていますが、それぞれの特徴も押さえておきましょう。
まずムームードメインでの取得手順です。公式サイトにアクセスしたら、トップページの検索窓に希望のドメイン名を入力します。例えば「myblog」と入力すると、「myblog.com」「myblog.net」などの候補が表示されますよ。
空いているドメインを選んで「カートに入れる」をクリックし、会員登録を行います。初めての方は新規登録、すでにアカウントをお持ちの方はログインしてください。
支払い情報を入力し、最終確認後に申し込みを完了させます。通常は申し込み後すぐにドメインが使えるようになりますが、場合によっては反映に少し時間がかかることもあります。
次にお名前.comでの取得手順です。こちらも基本的な流れは同じで、トップページの検索窓からドメイン名を検索します。利用可能なドメインを選択し、「お申し込みへ」をクリックしましょう。
ドメイン情報(Whois情報)を入力する画面が表示されますが、ここでは個人情報保護サービスの利用をおすすめします。個人情報を非公開にできる有料オプションですが、迷惑メールやスパム対策として効果的です。
会員登録とお支払い手続きを完了させれば、ドメイン取得は完了です。お名前.comの場合も、通常は申し込み後すぐに利用可能になります。
取得時の注意点としては、まず「更新料金」をチェックすることが重要です。初年度は安くても、2年目以降の更新料が高くなるケースがあるので確認しておきましょう。
また、ドメイン名に商標登録されている単語を使用すると、後でトラブルになる可能性があります。一般的な単語や造語を使うのが安全です。
さらに、Whois情報公開代行サービス(プライバシー保護サービス)の利用も検討してください。これにより個人情報が公開されるのを防げますよ!
【ステップ②】レンタルサーバーの契約とWordPress簡単インストール方法
ドメインを取得したら、次はレンタルサーバーの契約とWordPressのインストールです。この部分が技術的に最も難しく感じるかもしれませんが、手順通りに進めれば初心者でも問題なく設定できます。
ここでは初心者におすすめのサーバーとインストール方法を詳しく解説していきましょう!
初心者におすすめのレンタルサーバー3社を比較
WordPressブログを始めるなら、使いやすく安定したレンタルサーバーを選ぶことが重要です。ここでは初心者におすすめの3社を比較していきます。
1つ目はエックスサーバーです。WordPress専用サーバーとしても知られ、高速・高性能な環境を提供しています。初心者から上級者まで幅広く利用されており、特にアクセス数の多いサイトでも安定して運用できるのが強みですね。
月額1,000円程度からのプランがあり、コストパフォーマンスに優れています。また、WordPress簡単インストール機能や独自SSLも標準装備で、サポート体制も充実しているのが特徴です。
2つ目はConoHa WINGです。比較的新しいサービスながら、高性能かつ使いやすいと評判のレンタルサーバーです。特にWordPress専用の最適化機能が充実しており、表示速度が速いのが魅力ですね。
管理画面もシンプルで直感的に操作でき、初心者でも迷わずに設定できます。料金も月額900円程度からとリーズナブルで、定期的にキャンペーンも実施されています。
3つ目はロリポップです。初心者向けのサーバーとして長年の実績があり、特に低価格プランが魅力のサービスです。月額250円からのプランがあり、コスト重視の方におすすめですね。
機能面では他の2社に比べるとやや制限がありますが、初めてのブログ運営には十分な性能を備えています。また、サポートも丁寧で、困ったときにも安心して問い合わせできますよ。
これら3社の中から選ぶ際のポイントは「予算」「求める性能」「サポートの充実度」です。長期的なブログ運営を考えるなら、少し予算を多めに取ってエックスサーバーやConoHa WINGを選ぶのがおすすめでしょう!
サーバー契約からWordPress簡単インストールまでの流れ
ここでは、エックスサーバーを例に、サーバー契約からWordPressインストールまでの流れを解説していきます。他のサーバーでも基本的な手順は似ていますよ。
まずはエックスサーバーの公式サイトにアクセスし、「お申し込み」ボタンをクリックします。プラン選択画面が表示されるので、初心者の方は「X10」プランがおすすめです。規模の大きなサイトを運営する予定がなければ、最も基本的なこのプランで十分でしょう。
サーバーIDを決め、契約期間を選択します。長期契約ほど月額料金が安くなるので、1年や2年の契約がお得です。ドメインの設定では、先ほど取得した独自ドメインを入力しましょう。
会員登録を行い、支払い情報を入力して申し込みを完了させます。申し込み後、登録したメールアドレスに「サーバーアカウント設定完了のお知らせ」が届くのを待ちましょう。通常は数分〜数十分程度で届きます。
メールが届いたら、サーバーパネルにログインします。「サーバーパネル」は、サーバーの各種設定を行うための管理画面です。メールに記載されたURLにアクセスし、IDとパスワードを入力してログインしてください。
サーバーパネル内の「WordPress簡単インストール」をクリックします。インストール先のドメインを選択し、必要事項を入力していきましょう。
WordPressの管理者ユーザー名とパスワードを設定する画面では、セキュリティのために推測されにくいものを設定するのがポイントです。「admin」などの一般的なユーザー名は避け、独自のものにしましょう。
すべての設定が完了したら「インストール」ボタンをクリックします。インストールには1〜2分程度かかりますが、完了すると「WordPress管理画面へ」というリンクが表示されます。
これでWordPressのインストールは完了です!表示されたリンクをクリックすると、WordPressのログイン画面に移動するので、先ほど設定したユーザー名とパスワードでログインしてみましょう。
思ったより簡単にインストールできたのではないでしょうか。この方法なら専門的な知識がなくても、WordPressを使い始めることができますよ!
ドメインとサーバーの紐づけって何?初心者がつまづきやすいポイントもカバー
ドメインとサーバーの紐づけは、初心者がよく躓くポイントの一つです。紐づけとは、取得したドメインとレンタルサーバーを連携させることで、実際にサイトが表示されるようにするための重要なステップなのです。
具体的には、「ネームサーバー設定」という作業を行います。これはドメインに対して「このドメインのウェブサイトは、このサーバーにあります」と教えるような作業です。
ドメインとサーバーを同じ会社で契約した場合は、自動的に紐づけが行われることが多いですが、別々の会社で契約した場合は手動で設定する必要があります。この設定がうまくいかないと、サイトが表示されない原因になるのです。
ネームサーバーの設定方法は以下の通りです。まず、レンタルサーバー会社から提供されるネームサーバー情報(通常「ns1.example.com」のような形式)を確認します。これはサーバーパネル内や、契約完了メールに記載されていることが多いですよ。
次に、ドメイン管理画面(ムームードメインやお名前.comなど)にログインし、該当ドメインの「ネームサーバー設定」または「DNSレコード設定」という項目を探します。
そこで、先ほど確認したネームサーバー情報を入力して保存します。この設定が反映されるまでには、通常24〜72時間ほどかかることがあるので、すぐに反映されなくても焦る必要はありません。
初心者がつまずきやすいポイントとして、ネームサーバー情報の入力ミスがあります。アルファベットの大文字小文字や、ドットの位置などを正確に入力する必要があるので、コピー&ペーストで入力するのがおすすめです。
また、反映までに時間がかかることを知らずに、「設定が間違っているのでは?」と何度も設定を変更してしまうケースもあります。一度設定したら、少なくとも24時間は様子を見るようにしましょう。
さらに、サブドメインの設定に関するトラブルも多いです。例えば「www.yourblog.com」と「yourblog.com」は別のURLとして認識されることがあるので、両方とも正しく設定されているか確認するとよいでしょう。
これらのポイントに気をつければ、ドメインとサーバーの紐づけもスムーズに行えるはずです!
【ステップ③】WordPressインストール後に最初にすべき5つの初期設定
WordPressをインストールした後は、いくつかの初期設定を行うことが重要です。これらの設定を最初にしておくことで、後々のブログ運営がスムーズになります。
ここでは5つの重要な初期設定について、順番に解説していきましょう!
パーマリンク設定でURLを整えよう
パーマリンクとは、投稿記事や固定ページのURLの構造のことです。WordPressをインストールしたばかりの状態では、URLが「?p=123」のような数字表示になっていることが多いです。しかし、SEOの観点からも読者の利便性からも、これは好ましくありません。
パーマリンク設定を変更することで、URLをわかりやすく整えることができます。設定方法は非常に簡単ですよ。
WordPressの管理画面から「設定」→「パーマリンク設定」を開きます。ここでいくつかの選択肢が表示されますが、SEO対策の観点から最もおすすめなのは「投稿名」の設定です。
「投稿名」を選択すると、URLが「yourblog.com/sample-post/」のように、記事タイトルを元にしたわかりやすい形式になります。これにより検索エンジンからの評価も上がりやすくなります。
設定を選んだら「変更を保存」ボタンをクリックして完了です。なお、一度サイトを公開した後にパーマリンク設定を変更すると、既存のURLがすべて変わってしまい、アクセスできなくなる可能性があります。そのため、必ずサイト公開前に設定しておくことが大切です。
また、日本語タイトルの場合は自動的に英数字に変換されますが、あまり長くなりすぎないよう、記事タイトルは適切な長さにすることも意識してみてください。
これで検索エンジンにも人にもやさしいURLの設定が完了しました!
サイトタイトル・キャッチフレーズを設定する
サイトタイトルとキャッチフレーズは、ブログの顔とも言える重要な要素です。検索結果やブラウザのタブに表示されるため、しっかりと設定しておきましょう。
WordPressの管理画面から「設定」→「一般」を開くと、サイトタイトルとキャッチフレーズの設定項目があります。ここで自分のブログにふさわしい名前と説明を入力していきます。
サイトタイトルは、ブログの名前となる部分です。たとえば「旅する料理人のグルメブログ」のようにブログの内容が一目でわかるタイトルが効果的です。SEO面でも重要なので、ブログのテーマやジャンルを反映させた名前を考えるとよいでしょう。
キャッチフレーズは、サイトタイトルの補足説明のような役割を持ちます。「30カ国の食を巡る現役シェフの味覚レポート」といった形で、ブログの特徴や提供する価値をアピールしましょう。
両方の設定が終わったら「変更を保存」ボタンをクリックして完了です。これらの設定は後からでも変更可能ですが、検索エンジンからの評価に影響するため、できるだけ早い段階で適切に設定しておくことをおすすめします。
また、タイトルには検索してほしいキーワードを含めるとSEO効果が高まりますが、あまりに詰め込みすぎると不自然になるので注意が必要です。ユーザーにとって魅力的で、かつSEOにも配慮したタイトル設定を心がけてみてください!
一般設定と表示設定のおすすめ初期設定
WordPress管理画面の「設定」メニューには、さまざまな設定項目がありますが、特に確認しておきたいのが「一般設定」と「表示設定」です。ここでは、それぞれの重要な設定項目を説明していきます。
まず一般設定では、先ほど説明したサイトタイトルとキャッチフレーズ以外にも、いくつか確認すべき項目があります。「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」が正しく設定されているか確認しましょう。
通常は両方とも同じURLになりますが、特殊な設定をする場合は変更することもあります。不明な場合はそのままにしておくのが無難です。
「メールアドレス」の項目には、通知を受け取るためのアドレスを設定します。コメント通知やユーザー登録の通知などが届くので、普段使用しているアドレスを入力しておくとよいでしょう。
「タイムゾーン」は「UTC+9」(日本時間)に、「日付のフォーマット」と「時刻フォーマット」は好みの表示形式に設定しておきます。投稿日時などに影響するので、正確に設定しておくことが大切です。
次に表示設定ですが、こちらは「設定」→「表示設定」から行います。「フロントページの表示」では、トップページに表示する内容を選択できます。
「最新の投稿」を選ぶと、ブログのように最新記事が上に表示されていく形式になります。「固定ページ」を選ぶと、特定のページをトップページとして設定できるので、企業サイトやポートフォリオサイトに適しています。
「1ページに表示する最大投稿数」は、ブログ一覧ページに表示される記事数です。あまり多すぎると読み込みが遅くなることがあるので、10件程度がおすすめです。
「フィードに表示する最新の投稿数」は、RSS購読者に対して配信される記事数です。こちらも10件程度が一般的です。
また、「検索エンジンでの表示」という項目があります。サイト構築中は「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れておき、公開準備が整ったらチェックを外すようにしましょう。
これらの設定を行うことで、WordPressの基本的な挙動を自分好みにカスタマイズできます。いずれも後から変更可能ですが、初期段階で設定しておくと運営がスムーズになりますよ。
コメント欄の設定とスパム対策も忘れずに
WordPressブログでは、読者とのコミュニケーションツールとしてコメント機能が重要です。しかし、適切に設定しないとスパムコメントが大量に投稿されるリスクがあります。ここでは、コメント設定とスパム対策について説明していきます。
まず「設定」→「ディスカッション」からコメント関連の設定ができます。「新しい投稿へのコメントを許可する」のチェックは、基本的には入れておくことをおすすめします。読者とのコミュニケーションは、ブログ運営において大切な要素だからです。
「コメントの手動承認」は、初期段階ではチェックを入れておくのが無難です。これにより、コメントは管理者の承認後に初めて公開されるようになるため、スパムや不適切なコメントを事前にフィルタリングできます。
「コメントの投稿者は名前とメールアドレスの入力が必要」にチェックを入れることで、匿名コメントを制限できます。これもスパム対策として効果的な設定です。
また、Akismetというプラグインを導入するのもおすすめです。これはWordPressの公式が提供するスパム対策プラグインで、自動的にスパムコメントを検出してくれます。インストールと設定は簡単なので、ぜひ導入を検討してみてください。
コメント欄は読者との貴重なコミュニケーションの場ですが、適切に管理しないとスパムの温床になってしまいます。これらの設定をしっかり行い、健全なコメント欄を維持しましょう!
WordPress管理画面の見方とよく使う機能まとめ
WordPressの管理画面(ダッシュボード)には様々な機能があり、初めて見ると少し複雑に感じるかもしれません。ここでは、特によく使う機能と画面の見方について解説していきます。
まず画面左側のメニューが、WordPressの主要機能へのアクセスポイントです。「投稿」は通常のブログ記事を作成・編集するための機能で、最も頻繁に使うメニューになるでしょう。「新規追加」で記事を書き、「投稿一覧」で既存の記事を管理できます。
「固定ページ」は、ブログ記事とは別に、「お問い合わせ」や「プロフィール」など、時間に依存しないコンテンツを作成するための機能です。サイトの骨格となる重要なページを作る際に使用します。
「外観」メニューでは、テーマの選択や編集、ウィジェットの設定など、サイトのデザインに関する設定ができます。特に「カスタマイズ」ではサイトのデザインをリアルタイムでプレビューしながら変更できるので便利です。
「プラグイン」では、WordPressの機能を拡張するためのアドオンを追加・管理できます。SEO対策やセキュリティ強化など、様々な目的に応じたプラグインを導入していくことになるでしょう。
「設定」メニューでは、先ほど説明した各種設定項目があります。前述の通り、初期設定として確認しておくべき重要な項目が多くあります。
また、ダッシュボードのトップページには、サイトの概要や最近のコメント、WordPressニュースなどが表示されます。「アットグランス」セクションでは、投稿数やコメント数などの統計情報が一目でわかるようになっています。
これらの機能を使いこなせるようになれば、WordPressでのブログ運営がさらにスムーズになりますよ。少しずつ慣れていきましょう!
安心してブログ運営をスタートするための必須セキュリティ対策&便利プラグイン
WordPressはセキュリティ面でもしっかりと対策が必要です。また、便利なプラグインを活用することで、ブログ運営がより効率的になります。ここでは初心者でも実践できるセキュリティ対策と、おすすめのプラグインを紹介していきます。
必ずやっておきたいWordPressのセキュリティ対策3つ
WordPressは世界中で使われているシステムだけに、攻撃の標的になることも多いです。基本的なセキュリティ対策を行うことで、大半の脅威からサイトを守ることができます。
まず第一に、WordPressとプラグイン、テーマは常に最新バージョンに保つことが重要です。多くのセキュリティホールは、アップデートによって修正されています。管理画面に更新通知が表示されたら、なるべく早く対応するようにしましょう。
第二に、強固なパスワードを設定することです。WordPressの管理者アカウントは特に重要なので、英数字や記号を組み合わせた長めのパスワードを使用してください。また、定期的にパスワードを変更することも有効です。
第三に、セキュリティプラグインの導入がおすすめです。「Wordfence Security」や「SiteGuard WP Plugin」などのプラグインは、ログイン試行の制限やファイルの改ざん検知など、様々なセキュリティ機能を提供しています。
これら3つの基本対策を行うだけでも、セキュリティレベルは大幅に向上します。WordPress初心者でも簡単に実践できるので、必ず実施するようにしましょう。
安全なブログ運営のためには、セキュリティ意識を持ち続けることが大切です。「自分のサイトなら大丈夫」と油断せず、常に最新の対策を心がけてくださいね。
初心者でも使いやすいおすすめプラグイン5選
WordPressの魅力の一つは、プラグインで機能を拡張できる点です。数万種類あるプラグインの中から、特に初心者におすすめしたい5つを紹介します。
① All in One SEO Pack:SEO対策の定番プラグインです。タイトルやメタディスクリプションの設定、XMLサイトマップの生成など、検索エンジン対策に必要な機能が一つにまとまっています。設定も比較的シンプルで、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
② Contact Form 7:お問い合わせフォームを簡単に作成できるプラグインです。ブログに問い合わせ機能を追加したい場合、このプラグインを使えばプログラミング知識なしでも美しいフォームが設置できます。カスタマイズ性も高く、様々なニーズに対応できるでしょう。
③ Classic Editor:WordPress 5.0以降で導入された新エディタ「Gutenberg」が使いにくいと感じる場合、このプラグインで従来のエディタに戻すことができます。慣れるまでは旧エディタの方が使いやすいと感じる方も多いので、ぜひ試してみてください。
④ Broken Link Checker:サイト内のリンク切れを自動でチェックしてくれるプラグインです。リンク切れはユーザー体験とSEOの両方に悪影響を与えるため、定期的にチェックすることが重要です。このプラグインを使えば、管理画面でリンク切れを一覧表示してくれます。
⑤ UpdraftPlus:バックアップを自動化できる便利なプラグインです。定期的にサイトデータをバックアップし、Dropboxなどのクラウドストレージに保存することもできます。トラブル時の復旧に備えて、バックアップは必ず取っておくべきでしょう。
これらのプラグインは多くのWordPressユーザーに利用されており、比較的安定して動作します。プラグインはインストールしすぎるとサイトが重くなることもあるので、本当に必要なものだけを選んで導入するようにしましょう!
バックアップ設定は万が一の備えとして重要
WordPressサイトを運営していく上で、バックアップの重要性は強調してもしすぎることはありません。ハッキングやサーバートラブル、誤操作などによってデータが失われることがあるため、定期的なバックアップは必須の対策です。
バックアップには主に3つの方法があります。一つ目は、先ほど紹介した「UpdraftPlus」などのプラグインを使う方法です。設定も簡単で、自動バックアップも可能なため、初心者にも扱いやすいでしょう。
二つ目は、レンタルサーバーの機能を使う方法です。多くのレンタルサーバーでは、管理画面からデータベースや全ファイルのバックアップを取る機能が提供されています。サーバーによって操作方法は異なりますが、マニュアルを参照しながら設定してみてください。
三つ目は、FTPソフトを使って手動でファイルをダウンロードする方法です。少し手間はかかりますが、確実にバックアップを取りたい場合に有効です。同時にphpMyAdminなどを使ってデータベースのバックアップも取っておきましょう。
理想的なのは、複数の方法でバックアップを取っておくことです。例えば、プラグインによる自動バックアップと、月に一度の手動バックアップを組み合わせるといった方法が考えられます。
また、バックアップデータはサーバーとは別の場所に保存することが重要です。クラウドストレージやローカルPCなど、複数の場所に分散して保存しておくと、より安全です。
「バックアップは必要ないだろう」と思っていても、いざというときに後悔することになります。面倒に感じるかもしれませんが、貴重なブログデータを守るために、必ずバックアップ体制を整えておきましょう!
【よくある質問まとめ】WordPress設置で初心者がつまずきやすいポイントと解決策
WordPress設置や初期設定の過程で、多くの初心者が同じような場所でつまずくことがあります。ここでは、よくある質問とその解決策をまとめました。何か問題に直面したときの参考にしてください。
WordPressにログインできない場合の対処法
「WordPressにログインできない」という問題は、初心者がよく遭遇するトラブルの一つです。いくつかの原因と対処法を見ていきましょう。
まず確認すべきは、正しいURLにアクセスしているかどうかです。WordPressのログイン画面は通常「yourblog.com/wp-admin」または「yourblog.com/wp-login.php」というURLになります。アドレスを間違えていないか確認してみてください。
次に、ユーザー名とパスワードを正確に入力しているか確認します。パスワードは大文字小文字が区別されるので注意が必要です。Caps Lockキーがオンになっていないかも確認しましょう。
それでもログインできない場合は、パスワードのリセットを試みてください。ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」リンクから、登録したメールアドレスにリセット用のリンクを送ることができます。
もしパスワードリセットメールが届かない場合は、FTPかサーバーのファイルマネージャーを使ってアクセスし、WordPress側の設定を直接変更する方法もあります。具体的には、「wp-config.php」ファイルを編集してパスワードをリセットするコードを追加します。
Cookieに関する問題でログインできないケースもあります。ブラウザのCookieをクリアしたり、別のブラウザでログインを試みたりすると解決することがあります。
どうしてもログインできない場合は、レンタルサーバーのサポートに問い合わせるか、一度WordPressを再インストールすることも検討してみてください。ただし再インストールする場合は、必ず事前にバックアップを取っておきましょう。
httpsにならない!SSL化エラーの解消法
サイトをhttps化しようとしてエラーが発生するというトラブルもよくあります。SSL証明書(セキュリティ証明書)の設定には、いくつかの確認ポイントがあります。
まず、SSL証明書が正しく発行・インストールされているか確認しましょう。多くのレンタルサーバーでは、管理画面からワンクリックでSSL証明書を発行できる機能が提供されています。サーバーパネルの「SSL設定」や「セキュリティ」といった項目を探してみてください。
SSL証明書の設定後、WordPressの設定も変更する必要があります。「設定」→「一般」で、「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」をhttpからhttpsに変更します。例えば「http://yourblog.com」から「https://yourblog.com」に変更するわけです。
それでもhttps化されない場合は、キャッシュの問題かもしれません。ブラウザのキャッシュをクリアしたり、WordPressのキャッシュプラグインを一時的に無効化したりしてみてください。
また、テーマやプラグインによってはhttpのURLがハードコーディングされている場合があります。そのような場合は、「Better Search Replace」などのプラグインを使って、データベース内のURLを一括置換するのが効果的です。
SSL設定に関するエラーは少し複雑な場合もありますが、多くの場合、上記の対処法で解決します。それでも解決しない場合は、レンタルサーバーのサポートに具体的なエラーメッセージを伝えて相談してみましょう。
表示が崩れる・テーマが反映されないときの原因とは
WordPressサイトの表示が崩れたり、テーマが正しく反映されないというトラブルは、いくつかの原因が考えられます。
まず多いのは、ブラウザのキャッシュが古い情報を表示している場合です。Ctrl+F5(Windows)やCommand+R(Mac)でハード再読み込みを行うか、ブラウザのキャッシュをクリアしてみてください。
次に、テーマやプラグインの競合が原因のケースがあります。一度すべてのプラグインを無効化し、デフォルトテーマに切り替えてみましょう。その後、一つずつプラグインを有効化していき、どのプラグインが問題を引き起こしているか特定できます。
また、テーマのカスタマイズ中にCSSの記述ミスがあると、レイアウトが崩れることがあります。カスタマイズコードを追加した後に問題が発生した場合は、そのコードを一度削除または修正してみてください。
サーバー側の問題も考えられます。特に低価格のレンタルサーバーでは、リソース不足によってWordPressが正常に動作しないことがあります。サーバーの負荷状況を確認したり、一時的にキャッシュプラグインを導入したりすることで改善する場合もあります。
WordPressアップデート後に問題が発生した場合は、テーマやプラグインがそのバージョンに対応していない可能性があります。開発者のサイトやサポートフォーラムで情報を確認してみましょう。
表示の問題は原因が多岐にわたるため、一つずつ可能性を潰していく作業が必要です。焦らずに順序立てて確認していきましょう。
初心者にありがちなミスと事前に防ぐ方法
WordPressを始めたばかりの初心者がよくやってしまうミスと、それを防ぐための対策を紹介します。これらのポイントを押さえておけば、多くのトラブルを事前に回避できるでしょう。
まず多いのが、バックアップを取らずに大きな変更を行うというミスです。特にテーマのカスタマイズやプラグインの追加・削除の前には、必ずバックアップを取っておくことが重要です。「何かあったら元に戻せばいい」という安心感があるだけでも、作業の質が変わってきます。
次によくあるのが、WordPressやプラグインのアップデートを長期間放置してしまうことです。セキュリティの観点からも、定期的にログインしてアップデートを行う習慣をつけましょう。ただし、大規模なアップデート前にはバックアップを忘れずに。
サイトの表示速度を考慮せず、重いテーマや多数のプラグインを導入するというミスも頻繁に見られます。シンプルで軽量なテーマを選び、本当に必要なプラグインだけを使うようにしましょう。不要になったプラグインは削除するのがベストプラクティスです。
画像のサイズ最適化を怠るというミスも多いです。ブログに掲載する画像は、事前にリサイズや圧縮を行い、必要最小限のサイズにすることが重要です。「Smush」などの画像最適化プラグインを導入するのも一つの方法です。
最後に、適切なパーマリンク設定を行わないままコンテンツを公開し続けるというミスがあります。後からパーマリンク構造を変更すると、既存のURLがすべて変わってしまうため、SEO評価が大きく下がる可能性があります。サイト立ち上げ初期に、しっかりとした設計を行っておくことが大切です。
これらのミスは、事前に知識を得ておくことで簡単に防ぐことができます。WordPressに関する書籍やブログを参考にしながら、少しずつ知識を増やしていきましょう。
まとめ:WordPressブログを始める手順をおさらい
この記事では、WordPressブログの始め方を初心者向けに詳しく解説してきました。最後に、これまでの内容をおさらいしておきましょう。
WordPressブログを始めるには、大きく分けて3つのステップがあります。まず「ドメイン取得」、次に「レンタルサーバー契約とWordPressインストール」、そして「初期設定」です。
ドメインは「yourblog.com」のようなサイトのアドレスで、ムームードメインやお名前.comなどのサービスで取得できます。レンタルサーバーはデータを保存する場所で、エックスサーバーやConoHa WING、ロリポップなどが初心者におすすめです。
WordPressのインストールは、多くのレンタルサーバーで提供されている「簡単インストール」機能を使えば数分で完了します。そして、パーマリンク設定やサイトタイトル設定などの初期設定を行うことで、ブログの基盤が整います。
また、セキュリティ対策やバックアップの設定も忘れずに行いましょう。WordPressは常に最新の状態に保ち、強固なパスワードを設定することが重要です。定期的なバックアップを取ることで、万が一のトラブルにも備えられます。
WordPressを始めたばかりの頃は、わからないことも多いかもしれません。しかし、少しずつ知識と経験を積み重ねることで、自分だけのオリジナルブログを作り上げることができるはずです。
この記事を参考に、ぜひWordPressブログの世界に踏み出してみてください。自分の言葉や考えを発信する場を持つことは、とても価値のある経験になるでしょう。皆さんのブログ運営が成功することを心より願っています!