「100均でハンドメイドを始めたいけど、何を買えばいいかわからない…」そんな疑問を持つ初心者の方も多いのではないでしょうか。

ハンドメイドは趣味として楽しめるだけでなく、オリジナルの作品が作れる喜びもあります。しかし、専門店の材料は高価なものも多く、初心者にとってはハードルが高く感じられることも。

この記事では、100均で手に入るハンドメイド材料の選び方から、初めてでも失敗しない簡単レシピまでを詳しくご紹介していきます。さらに、材料選びのコツや長く続けるための工夫まで、ハンドメイド初心者さんが知りたい情報を幅広くお伝えしていきますよ!

初心者でも安心!100均ハンドメイドの魅力とは?

100均でのハンドメイドは、クラフト初心者にとって最適な入門方法です。

専門店の材料は種類も多すぎて選ぶのに迷ってしまいますが、100均なら厳選されたアイテムがわかりやすく並んでいます。また、少量パックが多いので使い切れずに余らせる心配も少なくて済むのです。

なぜこれほど多くの方が100均ハンドメイドにハマるのでしょうか。その理由を詳しく見ていきましょう!

材料も道具も全部そろう!「はじめの一歩」に最適な理由

100均ショップの最大の魅力は、ハンドメイドに必要なものがほぼすべて揃うことにあります。

フェルトやビーズといった材料はもちろん、はさみやボンド、定規などの基本道具も同時に購入できるのです。一か所で買い物が完結するため、「この材料を使うにはどんな道具が必要?」と悩む必要もありません。

材料と道具がセットになった「キット商品」も多く、説明書付きで初めての方でも安心して作れます。実際、ダイソーやセリアでは季節ごとに新しいキットが登場するので、季節感のある作品づくりも楽しめますよ。

お財布にもやさしい!100円から始められる気軽さ

ハンドメイドの大きな障壁のひとつが「初期投資」の高さです。

専門店では1つの材料が数百円〜数千円することも珍しくありません。しかし100均なら、その名の通り基本は1点100円(税込110円)で購入できます。

例えば、フェルト1枚とボンドを買えば、すぐにコースターなどの小物が作れてしまうのです。失敗しても「110円だから」と気楽に再チャレンジできる点も、初心者にとって大きなメリットといえるでしょう。

手芸が苦手でもOK!「作る楽しさ」にフォーカスしよう

「不器用だから…」と諦めていた方にこそ、100均ハンドメイドはおすすめです。

なぜなら、100均には貼るだけ、組み合わせるだけといった簡単な工程で作れるアイテムが豊富だからです。初心者向けに工夫された商品も多く、複雑な技術がなくても素敵な作品ができあがります。

特に最近は「マスキングテープ」や「デコレーションシール」など、貼るだけで完成度が上がるアイテムも充実しています。まずは難しいことを考えず、「作る楽しさ」そのものを味わってみてください!

100均で手に入る!初心者におすすめのハンドメイド材料10選

100均ショップには驚くほど多様なハンドメイド材料が並んでいます。

初めて店舗に行くと「何を買えばいいの?」と迷ってしまうこともあるでしょう。そこで、特に初心者の方におすすめの材料を、ジャンル別に10種類ピックアップしてご紹介していきます。

これらは汎用性が高く、様々な作品に活用できる基本的な材料です。まずはこれらを手元に揃えておくと、ハンドメイドの幅が広がりますよ!

布系:フェルト・ハギレ・デニム風などは万能アイテム

布系材料は100均ハンドメイドの代表格といえます。

特にフェルトは切りっぱなしでも端が解けない特性があり、縫う必要がない場合も多いので初心者に最適です。カラーバリエーションも豊富で、アクセサリーやマスコット、インテリア小物など幅広く活用できます。

また、柄入りの布やデニム風の素材も人気です。最近は接着芯付きのハギレセットも登場し、アイロンで貼り付けるだけの簡単アップリケ作品も作れるようになりました。

アクセサリー系:ビーズ・パーツ・チェーンが充実

アクセサリー作りに関しては、100均の品揃えは専門店に負けないほど充実しています。

さまざまな色・サイズのビーズはもちろん、チャームやピアスパーツ、チェーンなどの金具類も豊富です。特にダイソーとセリアではアクセサリーパーツの種類が多く、初心者でも扱いやすいものが揃っています。

Tピンと呼ばれる針金状のパーツを使えば、特別な技術がなくてもビーズをつなげてピアスやストラップが作れるため、初めての作品におすすめですよ。

木工・ナチュラル系:ウッドパーツやすのこでインテリア雑貨に

ナチュラルテイストの作品が好きな方には、木製パーツやすのこがおすすめです。

特に「すのこ」は100均の人気アイテムで、そのまま使えるミニサイズも販売されています。これを組み合わせたり切ったりするだけで、小物入れや鍋敷きなどのインテリア雑貨が作れるのです。

また、麻ひもや麻布、ラタン素材なども充実しており、これらを組み合わせることで温かみのある雑貨が作れます。接着剤で貼り付けるだけの簡単工作も多いため、木工初心者でも挑戦しやすいジャンルといえるでしょう。

接着・加工道具:グルーガン・手芸用ボンド・両面テープ

ハンドメイドには適切な接着剤が欠かせません。

100均には用途別の接着剤が豊富にあり、特に「手芸用ボンド」は布や紙、木材など多くの素材に使える万能タイプです。また、強力接着が必要な場合には「グルーガン」もおすすめで、これも100均で本体から替え芯まで購入できます。

さらに両面テープは厚さや幅が異なるバリエーションがあり、特に「超強力両面テープ」は接着剤を使いたくない場所でも活躍します。これらの接着用具があれば、縫わずに作れる作品の幅が大きく広がりますよ。

季節・イベント系:ハロウィンやクリスマス素材も要チェック

100均の魅力は、季節やイベントに合わせた材料が豊富なことです。

例えばハロウィン前にはかぼちゃモチーフのパーツやフェルト、クリスマス前には赤や緑のリボン、ツリーオーナメントなどが大量に並びます。これらを使えば、その時々の季節感あふれる作品が簡単に作れるのです。

また、バレンタインやひな祭りなど日本の季節行事に合わせた材料も充実しています。時期が来たら見逃さないようチェックしてみてくださいね!

初めてでも失敗しない!100均材料で作れる簡単ハンドメイド3選

材料のことがわかったところで、実際に作ってみましょう。

ここでは100均の材料だけで作れる、初心者でも失敗しにくい簡単レシピを3つご紹介していきます。どれも特別な道具や難しい技術は不要で、30分程度で完成する手軽なものばかりです。

まずは簡単なものから始めて、ハンドメイドの達成感を味わってみましょう!

① おしゃれなシュシュ|フェルト&ヘアゴムで作る可愛い髪飾り

誰でも簡単に作れる「シュシュ」から始めてみましょう。

【用意するもの】

  • フェルト(好きな色)1枚
  • 太めのヘアゴム 1本
  • ハサミ
  • 手芸用ボンド

【作り方】

  1. フェルトを約3cm×25cmの長方形に切ります
  2. 長方形のフェルトをヘアゴムに巻きつけていきます
  3. 巻き終わったら、端をボンドでしっかり接着します
  4. 乾いたら完成!お好みでビーズやリボンをつけてアレンジも可能です

これだけで、オリジナルのシュシュの完成です。フェルトの色や形を変えるだけで、雰囲気がガラッと変わるので、好みに合わせて作ってみてください。

② ナチュラルウッド雑貨|すのこ+麻ひもで作る小物入れ

木の温もりを感じる小物入れは、インテリアとしても活躍します。

【用意するもの】

  • ミニすのこ 2枚
  • 麻ひも 1巻き
  • グルーガン(または木工用ボンド)
  • はさみ

【作り方】

  1. 2枚のミニすのこを長辺が合うように置きます
  2. 片方のすのこを底、もう片方を立てて背面にします
  3. 接する部分をグルーガンでしっかり接着します
  4. 麻ひもを切って、すのこのフチに貼り付けて装飾します
  5. 完全に乾いたら完成!鉛筆立てやハガキ立てとして使えます

木製なので見た目も高級感があり、プレゼントにも喜ばれる一品です。サイズの異なるすのこを組み合わせれば、様々な形の小物入れが作れますよ。

③ ミニアクセサリー|ビーズとTピンでピアスやストラップに

手軽に作れて、すぐに使えるアクセサリーにも挑戦してみましょう。

【用意するもの】

  • 好きな色・形のビーズ 適量
  • Tピン 数本
  • ピアスフック(またはキーホルダーパーツ)
  • ラジオペンチ(100均にあります)

【作り方】

  1. Tピンにビーズを好きな順番で通します
  2. ビーズを通し終わったら、Tピンの先をラジオペンチで輪っか状に曲げます
  3. その輪っかにピアスフックを通して完成です
  4. ストラップにする場合は、輪っかにストラップパーツを取り付けます

組み合わせるビーズによって無限のバリエーションが楽しめます。友達へのプレゼントにしたり、オリジナルアクセサリーとして身につけたりと、使い道も広がりますよ!

材料選びに迷わない!100均で買うべきもの・買わなくていいもの

100均のハンドメイドコーナーは魅力的なアイテムが多すぎて、つい買いすぎてしまうことも。

そこで、本当に必要なものと、そうでないものを見極めるポイントをご紹介していきます。効率的に材料を揃えることで、無駄な出費を減らし、収納スペースも節約できるでしょう。

さあ、賢いハンドメイド材料の選び方を学んでいきましょう!

買って損なし!リピ買いされる定番ハンドメイド材料

多くのハンドメイド愛好家がリピート購入している定番アイテムがあります。

まず筆頭は「手芸用ボンド」です。これは布や紙、木材など様々な素材に使える万能接着剤で、乾くと透明になるため、作品の見た目を損ないません。また、マスキングテープも色や柄が豊富で、装飾や補強など多用途に使えるため、常備しておくと便利です。

さらに、基本的な白・黒・グレーなどのフェルトや、透明ビーズなどベーシックな材料も、どんな作品にも合わせやすいので買っておいて間違いありません。これらは使い切ってしまうことが多いので、見かけたら買っておくとよいでしょう。

実はムダになりがち?初心者におすすめしにくいアイテム

反対に、初心者がつい手に取りがちだけれど、実は使いこなせずに余ってしまう材料もあります。

特に「大量パック」の材料は注意が必要です。例えば100個入りのビーズパックなどは安く感じますが、初心者の作品では数個しか使わないことも多く、残りは収納場所を取るだけになりがちです。

また、あまりにも個性的な柄の布や、特殊な用途のみに使える道具(レース編み針など)も、初心者には活用の幅が限られます。最初は汎用性の高いベーシックなものから始めて、徐々に専門的なものを増やしていくのがおすすめですよ。

代用アイデアあり!家にあるものを活かす視点

実は100均で購入する前に、家にあるもので代用できるアイテムもたくさんあります。

例えば、裁縫用のまち針が必要な場合は、使わなくなった小さなバッジやブローチのピンが代用できます。また、小物入れの中身として使うクッション材は、古くなった洋服を細かく切ったものでも十分です。

さらに、空き箱や牛乳パックなどの廃材は、ペイントやデコレーションを施すことで素敵なハンドメイド素材に変身します。このように「捨てる前に使えないか考える」習慣をつけると、エコにもなり、創造性も広がりますよ!

100均ハンドメイドを楽しむコツ|初心者が挫折しない3つの工夫

ハンドメイドを始めたものの、途中で挫折してしまう方も少なくありません。

特に初心者の場合、最初から難しい作品に挑戦して失敗すると、「自分には向いていない」と諦めてしまうことも。そこで、長く楽しく続けるためのコツを3つご紹介していきます。

これらのポイントを意識すれば、ハンドメイドの達成感を味わいながら、徐々に上達していくことができるでしょう!

① まずは「完成するもの」を選ぼう

初心者がハンドメイドで挫折する最大の理由は、「完成しない」ことにあります。

いくら素敵な作品を思い描いても、技術が追いつかず途中で行き詰まると、モチベーションが下がってしまうものです。そこで大切なのは、最初は「確実に完成できる」簡単な作品を選ぶこと。

具体的には、工程が3〜5ステップ程度の簡単なもの、または100均の「キット商品」から始めるのがおすすめです。一つの作品を完成させる喜びを味わうことで、次への意欲が生まれます。

② 10〜30分で作れるものから始める

初心者には「短時間で完成する」作品が最適です。

長時間作業が続くと集中力が切れたり、途中で投げ出したくなったりします。特に不慣れな手作業は想像以上に時間がかかるもの。最初は10〜30分程度で完成する小さな作品から始めてみましょう。

例えば、マスキングテープを貼るだけのノートデコレーションや、パーツを組み合わせるだけのキーホルダーなど、シンプルな作品がおすすめです。短時間で完成する喜びを何度も味わうことで、徐々に複雑な作品にもチャレンジできるようになりますよ。

③ SNSや家族に見せて「達成感」を味わおう

ハンドメイドを続けるモチベーションとして、「誰かに見せる」ことも重要です。

完成した作品をInstagramなどのSNSに投稿したり、家族や友人にプレゼントしたりすることで、新たな達成感が生まれます。「いいね」やコメントをもらえば、次への原動力になるでしょう。

また、同じハンドメイド愛好家とのつながりができれば、情報交換や刺激ももらえます。最近では100均ハンドメイドに特化したハッシュタグ(#ダイソーハンドメイドなど)も人気なので、ぜひ活用してみてください!

もっと知りたい人へ|応用テク&100均以外でそろえると便利な道具とは?

基本的なハンドメイドを楽しめるようになったら、次のステップに進みましょう。

100均だけでも十分楽しめますが、少し視野を広げることで、作品の幅や質がさらに向上します。ここでは、ステップアップしたい方へのアドバイスをご紹介していきます。

より本格的なハンドメイドを目指す方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

プチステップアップにおすすめの道具

本格的なハンドメイドを続けるなら、いくつかの道具への投資が役立ちます。

特におすすめなのが「布切りバサミ」です。100均のはさみでも布は切れますが、専用のものは切れ味が全く違い、作業効率が格段に上がります。また、カッティングマットがあると、テーブルを傷つけず正確に裁断できるので作業がはかどります。

さらに、接着剤で指がベタベタになるのを防ぐ「目打ち」や、正確な寸法を測るための金属製の「定規」も、多用する方にはおすすめです。これらは1000〜2000円程度で購入でき、長く使えるので初期投資の価値があります。

100均の得意ジャンルを知ろう(ダイソー/セリア/キャンドゥの強み)

実は100均ショップごとに、得意なハンドメイドジャンルが異なります。

ダイソーは品揃えの豊富さが特徴で、特にビーズやチャームなどのアクセサリーパーツが充実しています。一方セリアは、デザイン性の高い布や紙もの、北欧風の木製パーツなどが強み。キャンドゥはオリジナリティのある珍しい素材や、季節商品のクオリティが高いという特色があります。

このように、作りたいものに合わせて店舗を使い分けることで、より理想に近い材料が見つかりやすくなるでしょう。時間に余裕があれば、複数店舗を巡ってみるのもおすすめですよ。

ネットや手芸店と組み合わせて選択肢を広げる方法

ハンドメイドにハマってきたら、100均以外の選択肢も視野に入れてみましょう。

ネット通販では、100均にはない専門的な材料や、大量に必要なアイテムをまとめ買いできる利点があります。特にAmazonや楽天市場には、手芸材料を扱う専門ショップが多数出店しており、レビューを参考にできるのも心強いポイントです。

また、実店舗の手芸店では、実物を見て触れられる安心感と、スタッフのアドバイスが受けられる利点があります。特に「〇〇を作りたいのですが、必要な材料は?」と聞けば、適切な提案が得られることも。100均で基本を覚えたら、少しずつ専門店も活用してみてください!

まとめ:100均ハンドメイドで楽しく手作りライフを始めよう

100均ハンドメイドは、初心者にとって理想的なスタート地点となります。

手頃な価格で必要な材料が揃い、失敗しても気軽に再チャレンジできるのが大きな魅力です。この記事でご紹介したように、フェルトやビーズ、すのこなど多様な材料を活用すれば、シュシュやアクセサリー、インテリア小物など様々な作品が作れます。

また、材料選びのコツや、挫折しないためのポイントを押さえておけば、長く楽しめる趣味になるでしょう。まずは「完成する喜び」を味わえる簡単な作品から始めて、徐々にレベルアップしていくのがおすすめです。

今週末、ぜひ近くの100均に足を運んで、気になる材料を手に取ってみてください!思いがけない発見や、創作意欲が湧いてくるかもしれませんよ。ハンドメイドの素敵な世界が、あなたを待っています!