
「いつも同じキャンプ飯ばかりで飽きてしまった……」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
アウトドア料理は自然の中で楽しむ醍醐味の一つですが、毎回同じメニューだとマンネリ化してしまいがちです。
この記事では、初心者でも簡単に作れるキャンプ飯レシピから、見た目も映えるおしゃれなアウトドア料理まで幅広くご紹介していきます。
さらに、事前準備のコツや便利グッズも取り上げているので、次回のキャンプがより楽しくなること間違いなしです!
マンネリ解消!アウトドアで人気のキャンプ飯レシピ厳選【定番&アレンジ】
キャンプ飯のマンネリを解消するためには、まず定番メニューをマスターしてからアレンジを加えることが大切です。
ここでは、多くのキャンパーに愛される人気レシピと、そのアレンジバージョンを取り上げていきます。
定番のキャンプ飯とその魅力
定番のキャンプ飯といえば、やはりBBQや焼きそば、カレーなどが挙げられます。
これらのメニューが愛され続けている理由は、簡単で失敗が少なく、大人数でも楽しめるからです。
たとえば、バーベキューは肉や野菜を焼くだけのシンプルな調理法でありながら、炭火の香りと自然の中で食べる開放感が格別の美味しさを生み出します。
また、カレーは一度にたくさん作れるうえ、翌日のカレーうどんやカレーパンなどにアレンジできる点も魅力的です。
焼きそばも麺と具材を炒めるだけで完成するので、初心者でも安心して挑戦できます。
定番をちょっとアレンジ!簡単アイディア集
定番メニューに少し手を加えるだけで、いつもと違った味わいが楽しめます。
たとえば、普通のBBQにハーブやスパイスを加えることで、レストランのような本格的な風味に変身させることが可能です。
ローズマリーやタイムなどのハーブを肉にまぶして焼くと、香り高い一品に仕上がります。
さらに、カレーにココナッツミルクを加えればタイ風カレーに、トマト缶を入れれば欧風カレーに早変わりです。
焼きそばも、キムチを加えて韓国風にしたり、チーズをトッピングしてイタリアン風にしたりと、アレンジの幅は無限大といえるでしょう。
焼くだけじゃない!キャンプでできるご飯もの・麺類
アウトドア料理というと焼き物のイメージが強いですが、実はご飯ものや麺類も充実したメニューが作れます。
メスティン(アルミ製の飯盒)やダッチオーブン(重くて丈夫な万能鍋)を使えば、炊き込みご飯やパエリアなどの本格的な料理も可能です。
たとえば、鶏肉100gと野菜100gを入れた炊き込みご飯は、米1合に水280mlと一緒に材料を入れて炊くだけで完成する手軽さが魅力。
また、パスタ100gは茹で時間が3〜5分の早茹でタイプを選べば、燃料の節約にもつながります。
うどん1玉やそば1束などの和麺も、出汁パック1個をお湯300mlに入れれば本格的な味わいが楽しめるでしょう。
このように、アウトドアでも様々なジャンルの料理に挑戦してみることをおすすめします!
初心者でも失敗しない!簡単&時短キャンプ飯レシピ
キャンプ初心者にとって、手間のかからない簡単なレシピは強い味方です。
ここでは、短時間で完成し、しかも美味しく仕上がるレシピをご紹介していきます。
5分で完成!手間なしメニュー
設営や片付けで忙しい時、火起こしに時間をかけたくない時におすすめなのが超時短メニューです。
特に人気なのが「袋ラーメン湯切り焼きそば」。
袋ラーメン湯切り焼きそば(1人分)
- 袋ラーメン…1個
- 水…400ml
- バター…小さじ1
- 付属の粉末スープ…半分
作り方
- 水を沸騰させ、麺を3分茹でる
- お湯を切って、粉末スープ半分とバターを加える
- 強火で1分炒めたら完成
また、「缶詰パスタ」も時短の定番メニュー。
缶詰パスタ(1人分)
- パスタ…100g
- ツナ缶…1個
- オリーブオイル…大さじ1
- 塩コショウ…少々
作り方
- パスタを表示時間通りに茹でる
- 茹で上がったパスタにツナ缶とオリーブオイルを絡める
- 塩コショウで味を調えて完成
さらに驚きなのが「コンビニおにぎり茶漬け」で、おにぎり1個をお湯150mlで崩してお茶漬けの素をかけるだけ。
疲れた体に優しく染み渡る一品になるでしょう。
材料3つ以下で作れる時短レシピ
材料が少ないレシピは、買い物も楽になり、調理時間も短縮できる優れものです。
ソーセージ炒め(1〜2人分)
- ソーセージ…2本
- ピーマン…1個
- ケチャップ…大さじ2
作り方
- ソーセージとピーマンを一口大に切る
- フライパンで炒める
- ケチャップを加えて1分炒めたら完成
ベーコンスープ(2人分)
- ベーコン…3枚
- 玉ねぎ…1/2個
- コンソメ…1個
- 水…400ml
作り方
- ベーコンと玉ねぎを炒める
- 水とコンソメを加えて5分煮込む
- 塩コショウで味を調えて完成
チーズ50gとトマト1個とバジル数枚を使った「カプレーゼ」なら、切って並べるだけでおしゃれな前菜の完成です。
このように、少ない材料でも工夫次第で美味しい料理が作れるので、ぜひ試してみてください。
洗い物を減らすコツと一緒に覚えたいレシピ
アウトドアでは水が貴重なので、洗い物を減らす工夫も大切です。
そのコツは、アルミホイルやクッキングシートを活用することにあります。
魚のホイル焼き(1人分)
- 魚の切り身…1切れ
- お好みの野菜…100g(玉ねぎ、きのこ、ピーマンなど)
- バター…10g
- 塩コショウ…少々
作り方
- アルミホイルに魚と野菜をのせる
- バターと塩コショウをふりかける
- アルミホイルで包んで15分焼く
- お皿も汚れずに完成
また、フライパンにクッキングシートを敷いて目玉焼き2個を焼けば、油汚れを大幅に減らせます。
ワンプレート料理を心がけることで、使用する食器の数も最小限に抑えられるので、ぜひ実践してみてください!
子どもや女性が喜ぶ♪見た目も映えるおしゃれキャンプ飯
キャンプ飯も見た目にこだわることで、より楽しい時間を過ごせます。
ここでは、子どもや女性に人気の高い、見た目も美しいおしゃれなレシピを取り上げていきます。
子どもウケ抜群の甘い&楽しいメニュー
子どもたちが喜ぶメニューといえば、甘いものや見た目が楽しいものが定番です。
特に人気なのが、マシュマロを使った「スモア」や「焼きマシュマロ」でしょう。
スモアは、グラハムクラッカーにチョコレートと焼いたマシュマロを挟んだアメリカ発祥のお菓子です。
また、ホットケーキミックスを使った「ダッチオーブンケーキ」も、子どもたちが大喜びするメニューの一つ。
さらに、串に刺したフルーツを焼いて作る「焼きフルーツ」は、自然な甘さが楽しめる健康的なデザートになります。
これらのメニューは作る過程も楽しいので、子どもと一緒に調理することをおすすめします。
写真映えするカフェ風プレート
SNSにアップしたくなるような、おしゃれなカフェ風プレートも簡単に作れます。
ポイントは、彩りのバランスと盛り付けの工夫にあります。
たとえば、アボカドトースト(食パン1枚、アボカド1/2個)にミニトマト3個とゆで卵1個を添えれば、カフェのような仕上がりに。
また、フルーツとヨーグルト(プレーンヨーグルト100g、お好みのフルーツ100g)を使った「フルーツボウル」は、見た目も鮮やかで健康的な一品です。
木製のプレートや竹の食器を使うことで、よりナチュラルでおしゃれな印象を演出できるでしょう。
小さなハーブを飾りとして添えるだけでも、ぐっとプロフェッショナルな仕上がりになります。
食卓が華やぐアウトドアスイーツ
キャンプの締めくくりには、特別なスイーツがあると盛り上がります。
アウトドアで作れるスイーツは意外と多く、どれも簡単に作れるものばかりです。
「バナナボート」は、バナナ1本にチョコレート10gとマシュマロ3個を挟んでアルミホイルで包み、焚き火で10分焼いたデザート。
また、「フルーツホットサンド」は、食パン2枚にバナナ1/2本とクリームチーズ30gを挟んでホットサンドメーカーで3分焼くだけで完成します。
スキレット(小さくて厚手のフライパン)を使った「スキレットクッキー」も、市販のクッキー生地200gをスキレットに敷いて15分焼くだけで、外はカリッと中はしっとりとした食感が楽しめる人気メニューです。
これらのスイーツがあることで、キャンプの思い出がより特別なものになるでしょう!
ソロキャンプや少人数にぴったり!一人用アウトドア料理レシピ
最近人気が高まっているソロキャンプや少人数でのキャンプでは、コンパクトで効率的な料理が求められます。
ここでは、一人でも楽しめるアウトドア料理のレシピをご紹介していきます。
最小限の道具で作れるソロメニュー
ソロキャンプでは荷物を最小限に抑えたいもの。
そのため、一つの道具で複数の調理ができるレシピが重宝します。
メスティン(アルミ製の飯盒)一つで作れる「メスティン炊き込みご飯」は、ソロキャンプの定番メニューです。
メスティン炊き込みご飯(1人分)
- 米…1合
- 水…280ml
- 具材…お好みのもの100g(例:鶏肉とごぼう、ツナとコーン、きのこなど)
- だし醤油…大さじ1(お好みで)
作り方
- 米を洗い、30分ほど水に浸しておく
- メスティンに米・水・具材・調味料を入れる
- 蓋をして強火にかけ、沸騰したら弱火にして10分加熱
- 火を止めて10分蒸らしたら完成
また、シェラカップ(取っ手付きの金属カップ)を使った「シェラカップパスタ」も人気です。
シェラカップパスタ(1人分)
- パスタ(早茹でタイプ)…50g
- レトルトソース…1/2袋
- 水…200ml
作り方
- シェラカップで水を沸騰させる
- パスタを表示時間通りに茹でる
- 茹で上がったらレトルトソースを絡めて完成
さらに、固形燃料とアルミ缶で作る「缶詰アヒージョ」は、お酒のおつまみにもぴったりです。
缶詰アヒージョ(1〜2人分)
- ツナ缶またはサバ缶…1個
- オリーブオイル…大さじ3
- ニンニク…1片(スライス)
- 鷹の爪…1本(お好みで)
作り方
- アルミ缶にオリーブオイルとニンニクを入れる
- 固形燃料で加熱し、香りが出たら缶詰を加える
- 5分ほど温めたら完成
- パンを付けて食べるのがおすすめ
これらのレシピは道具が少なくても本格的な味わいが楽しめるので、ソロキャンプ初心者にもおすすめできます。
燻製や缶詰活用で楽しむ”通”な味
ソロキャンプでは、普段なかなか挑戦できない燻製や缶詰を活用した料理にも挑戦してみましょう。
簡易燻製器を使った「チーズ燻製」は、6Pチーズ1箱を20分ほど燻すだけで本格的な燻製チーズが完成します。
また、缶詰を使った「サバ缶パスタ」は、パスタ100gとサバ缶1個、トマト缶1/2個を絡めるだけで作る栄養満点のメニューです。
さらに、「缶詰アクアパッツァ」は、白身魚の缶詰1個とミニトマト5個、オリーブオイル大さじ2で作る簡単イタリアン。
このように、缶詰を上手に活用することで、手軽に本格的な味わいが楽しめるでしょう。
燻製は時間がかかるので、他の準備をしながら作れるのも魅力の一つです!
事前準備と持ち運びがラクになる食材&下ごしらえのコツ
キャンプ飯を成功させるためには、事前準備が何より大切です。
ここでは、現地での調理を楽にする準備のコツや、食材の選び方について詳しくお伝えしていきます。
前日までに準備しておくとラクになる食材
前日までの準備で、当日の調理時間を大幅に短縮できます。
特に効果的なのは、野菜の下処理と調味料の準備です。
玉ねぎやニンジンなどの根菜類は、事前にカットしてジップロックに入れておくと便利。
また、肉や魚は調味料に漬け込んでおくことで、当日は焼くだけで美味しく仕上がります。
さらに、カレーやシチューの香味野菜(玉ねぎ、ニンジン、セロリ)は、みじん切りして冷凍しておくことも可能です。
調味料も小分けして持参すれば、現地での計量の手間が省けるでしょう。
ジップロック活用術と保存のポイント
ジップロックは、キャンプ飯の準備において欠かせないアイテムです。
食材の保存だけでなく、調理の際にも大活躍します。
たとえば、肉や魚を調味料と一緒にジップロックに入れて揉み込むことで、短時間で味を染み込ませることができます。
また、野菜を茹でた後の水切りにも使えるので、一石二鳥です。
さらに、余った食材や調理済みの料理を保存する際にも重宝するでしょう。
密閉性が高いため、においが漏れにくく、他の食材への影響も最小限に抑えられます。
使用後は洗って再利用できるので、環境にも優しいアイテムといえます。
保冷や持ち運びで気をつけたいこと
食材の安全性を保つためには、適切な保冷と持ち運びが不可欠です。
まず、クーラーボックスは容量に余裕を持たせ、保冷剤を十分に入れることが大切。
生肉や魚は、他の食材と分けて保存し、調理する直前まで冷やしておくことが重要です。
また、氷は板氷の方がロックアイスよりも長持ちするので、可能であれば板氷を選ぶことをおすすめします。
さらに、クーラーボックスの開閉回数を最小限に抑えることで、保冷効果を長時間維持できるでしょう。
持ち運びの際は、重いものを下に、軽いものを上に配置することで、食材の破損を防げます。
これらのポイントを押さえることで、安全で美味しいキャンプ飯が楽しめます!
【関連情報】キャンプ飯をもっと楽しむ!おすすめ調理器具と便利グッズ
美味しいキャンプ飯を作るためには、適切な調理器具選びも重要なポイントです。
ここでは、初心者から上級者まで、レベルに応じたおすすめアイテムをご紹介していきます。
初心者でも揃えやすい定番アイテム
キャンプ飯を始めるなら、まずは基本的な調理器具から揃えることが大切です。
最初に揃えたいのは、バーナーとコッヘル(調理用鍋)、そして基本的な調理器具。
シングルバーナーは軽量で扱いやすく、初心者でも安心して使えます。
また、メスティン(アルミ製の飯盒)やクッカーセット(キャンプ用の鍋セット)は、炊飯から炒め物まで幅広く使える万能アイテムです。
さらに、フライパンやお玉、トングなどの基本的な調理器具があれば、ほとんどの料理に対応できるでしょう。
これらのアイテムは比較的安価で購入できるので、初心者の方でも気軽に始められます。
ワンランク上の料理を叶える便利グッズ
慣れてきたら、より本格的な料理に挑戦できる便利グッズを追加してみましょう。
ダッチオーブン(重くて丈夫な万能鍋)は、煮込み料理からパン作りまで幅広く使える優秀なアイテム。
また、燻製器があれば、手軽に本格的な燻製料理が楽しめます。
さらに、ホットサンドメーカー(パンを挟んで焼く器具)は朝食作りに重宝し、スキレット(小さくて厚手のフライパン)は見た目もおしゃれな料理が作れる便利グッズです。
温度計があれば、肉の焼き加減も完璧にコントロールできるようになるでしょう。
これらのアイテムを使いこなすことで、レストラン級の料理がキャンプ場で楽しめます。
最低限あればいいもの・あれば便利なものリスト
最後に、キャンプ飯に必要なアイテムを整理してご紹介します。
最低限必要なもの
- バーナーとガス缶
- 基本的な調理器具(フライパン、鍋、お玉、トング)
- 食器類(プレート、カップ、箸やスプーン)
- クーラーボックスと保冷剤
あれば便利なもの
- ダッチオーブン(重くて丈夫な万能鍋)やスキレット(小さくて厚手のフライパン)
- ホットサンドメーカー(パンを挟んで焼く器具)
- 燻製器
- 温度計
- アルミホイルやクッキングシート
このリストを参考に、自分のキャンプスタイルに合わせて道具を選んでみてください。
最初から全てを揃える必要はないので、徐々に買い足していくのがおすすめです!
まとめ
アウトドア料理のマンネリ解消には、定番メニューのアレンジから始めて、徐々に新しいレシピに挑戦することが大切です。
初心者でも簡単に作れる時短レシピや、見た目も楽しいおしゃれなキャンプ飯、そしてソロキャンプにぴったりな一人用メニューなど、様々な選択肢があります。
また、事前準備を丁寧に行い、適切な調理器具を選ぶことで、より美味しく安全なキャンプ飯が楽しめるでしょう。
次回のキャンプでは、ぜひこの記事で紹介したレシピや準備のコツを活用してみてください。
きっと、いつものキャンプがより特別な時間になるはずです!