色鉛筆の選び方完全ガイド|初心者でも失敗しない種類・色数・ブランドの選び方を徹底解説

「色鉛筆って種類がたくさんあって、どれを選べばいいかわからない……」

そんな迷いを抱えたまま、なんとなくセットを購入したら思っていたのと違った、という経験はありませんか。

実は、色鉛筆は「油性か水性か」「何色か」「芯の硬さは?」「ブランドは?」など、選ぶポイントがいくつかあります。

どこから手をつければいいかわからず、結局選びきれずに諦めてしまうのは、とてももったいないことです。

この記事では、色鉛筆選びで失敗しないために知っておきたいポイントを、用途・予算・レベル別にまとめてお伝えしていきます。

子どもへのプレゼントから大人の趣味まで、幅広いシーンに対応した情報を取り上げているので、ぜひ最後まで読んでみてください!

 

色鉛筆は「油性」と「水性」どちらを選ぶべき?特徴と違いを徹底解説

色鉛筆を選ぶとき、まずぶつかるのが「油性」と「水性(水彩)」の違いです。

見た目はよく似ていても、描き心地や仕上がりはまったく異なります。

それぞれの特徴をしっかり把握しておくことが、失敗しない色鉛筆選びの第一歩です。

油性色鉛筆とは?初心者に選ばれる理由

油性色鉛筆とは、ワックス(ろう)や油脂を芯のバインダー(つなぎ成分)として使用した色鉛筆のことです。

市販されている色鉛筆の多くはこのタイプで、文房具店やホームセンターに並んでいるものはほぼ油性と考えて問題ありません。

最大の特徴は、水に強く滲みにくいこと。

紙に描いたあと水がかかっても色が流れないため、塗り絵や日常的な使用に向いています。

また、芯が比較的安定していて扱いやすく、初めて色鉛筆を使う方でも気軽に取り組めます。

さらに、重ね塗りや混色もしやすいので、色を少しずつ重ねてグラデーションをつくる表現も得意です。

「まず色鉛筆を試してみたい」「子どもに持たせたい」という場合は、油性から始めてみることをおすすめします!

水性(水彩)色鉛筆とは?どんな人に向いている?

水性色鉛筆とは、水に溶ける性質を持つ芯を使った色鉛筆のことです。

乾いた紙に描いたあと、水を含ませた筆でなぞると、まるで水彩画のようなふんわりとした表現が生まれます。

つまり、1本で「色鉛筆画」と「水彩画」の2通りの表現が楽しめるわけです。

これは少し驚きですよね。

向いているのは、水彩タッチのやわらかい絵が好きな人や、絵画的な表現に挑戦してみたいアート好きな人です。

ただし、水を使う分だけ道具の準備が増えますし、紙の選択も重要になります。

油性と比べると扱いにやや慣れが必要なので、まったくの初心者よりも「少し色鉛筆に慣れてきた人」に向いた選択です。

結局どちらを選べばいい?目的別の答え

では、油性と水性どちらを選べばいいのか。

シンプルに答えると、「子どもや初心者なら油性」「水彩っぽい表現に興味があるなら水性」です。

具体的なイメージをつかむために、以下のように整理してみてください。

  • 油性:塗り絵・イラスト・プレゼント・はじめての色鉛筆
  • 水性:水彩風の表現・アート・絵画的な趣味全般

どちらか迷う場合は、油性から始めて、物足りなさを感じてきたら水性に挑戦するというステップアップの流れが自然です。

まずは油性で色鉛筆の楽しさを実感してみてください!

 

何色セットを買えばいい?用途・レベル別の正解本数ガイド

「12色と36色、どっちがいいの?」という疑問は、色鉛筆選びでよく出てくる問いのひとつです。

色数が多いほど表現の幅は広がりますが、使いこなせなければ宝の持ち腐れになってしまいます。

用途とレベルに合わせた本数選びのポイントを、順番に見ていきましょう。

12色|幼稚園・小学校低学年・お試しにちょうどいい

12色セットは、色鉛筆の入門として最適な本数です。

赤・青・黄・緑などの基本色が揃っているため、子どもの日常的なお絵かきや学校の図工には十分対応できます。

また、「色鉛筆を久しぶりに使ってみたい」「まず手軽に試してみたい」という大人にとっても、気軽に始められるちょうどいい選択肢といえます。

価格も比較的リーズナブルなものが多く、失敗リスクを抑えながらスタートできるのも嬉しいポイントです。

ただし、大人の塗り絵や細かい表現をしたいと思うと、すぐに色数の少なさを感じてしまうかもしれません。

24〜36色|大人の塗り絵・趣味のイラストならこの本数から

大人が趣味として色鉛筆を楽しむなら、24〜36色が現実的なスタートラインです。

色のバリエーションが増えることで、肌の表現・影のニュアンス・自然の色合いなど、より繊細な描写が可能になります。

とくに、大人向けの塗り絵ブック(アダルトカラーリング)を楽しみたいなら、36色あると安心して取り組めます。

多くのブランドがこの範囲のセットを展開しているため、選択肢も豊富です。

価格帯も幅広く、予算に合わせて選びやすいのもメリットのひとつです!

48色以上|より細かい表現を楽しみたい中級者〜上級者向け

48色以上のセットになると、似た色同士の微妙な差が増え、グラデーションや立体感の表現が一段と豊かになります。

たとえば「赤」ひとつをとっても、朱赤・深紅・サーモンレッドなど複数の色が揃うため、リアルな描写や繊細なアート作品に取り組みやすくなります。

ただ、色が多い分だけ管理も大変になるので、ある程度使い慣れてからのステップアップとして考えるのが賢明です。

最初から大セットを買って途中で挫折するより、少ない色から始めて「もっと欲しい」と感じたタイミングで増やすほうが、長続きする傾向があります。

バラ売りという選択肢|本格的に取り組むなら知っておきたい

色鉛筆には、1本単位で購入できる「バラ売り」という形式があることを、意外と知らない方も多いかもしれません。

使いやすいブランドのセットを持ちながら、特定の色だけを別のブランドから補うといった使い方もできます。

また、よく使う色(肌色・茶色など)だけを単品で追加購入すれば、なくなっても買い足せる安心感があります。

本格的に色鉛筆アートに取り組みたいと感じてきたら、バラ売りの活用もぜひ視野に入れてみてください!

 

芯の硬さで仕上がりが変わる!硬質・中硬質・軟質の選び方

色鉛筆には「芯の硬さ」という概念があり、硬質・中硬質・軟質の3タイプに分かれます。

この違いを知っておくと、同じ色鉛筆でもまったく異なる仕上がりが楽しめることに気づくはずです。

硬質|細かい線・緻密な描写をしたい人に

硬質タイプは芯が固めで、シャープな線が引きやすいのが特徴です。

細部を丁寧に描き込みたい人や、スケッチ・製図など正確さを求める用途に向いています。

また、紙への色の定着量が少ないため、重ね塗りの下地としても使いやすいです。

ただ、発色は軟質と比べるとやや淡めになる傾向があります。

「繊細な線で表現したい」「下書きや下塗りから丁寧に進めたい」という方には、硬質タイプが合っています!

中硬質|塗り絵・イラスト全般に対応するオールラウンダー

中硬質は、硬質と軟質のちょうど中間に位置するタイプです。

細い線も広い面の塗りも、ある程度バランスよくこなせることから、幅広い用途に対応できます。

市販されている色鉛筆の多くがこの中硬質タイプで、初心者から中級者まで幅広い層に選ばれているのも、そのバランスの良さゆえです。

「どの硬さにすればいいか迷う」という場合は、まず中硬質を選んでみることをおすすめします!

軟質|広い面の塗りや重ね塗りを重視したい人に

軟質タイプは芯がやわらかく、発色が鮮やかで塗りやすいのが最大の魅力です。

少ない力でもしっかり色が乗るため、広い面をムラなく塗りたいときや、重ね塗りで深みのある表現をしたいときに力を発揮します。

ただし、芯が折れやすい・削りすぎると減りが早い・紙への色移りが濃いなど、扱いにくさを感じる場面もあります。

それでも「リッチな発色で豊かな表現をしたい」という方にとって、軟質の描き心地はほかに代えがたい魅力があります。

慣れてきたら、ぜひ試してみてください!

 

【予算別】失敗しないおすすめブランド・メーカー比較

色鉛筆のブランドは国内外にたくさんあり、価格帯もさまざまです。

ここでは、予算ごとにおすすめのブランドを取り上げていきます。

〜1,000円|コスパ重視の国内定番ブランド(三菱鉛筆・トンボ・サクラ)

1,000円以内で手に入る国内ブランドの色鉛筆は、品質と価格のバランスが非常に優れています。

三菱鉛筆の「ユニ」シリーズやトンボ鉛筆の「色辞典」など、ロングセラーとして親しまれている製品が揃っています。

サクラクレパスは子ども向けのラインナップが充実しており、安全性への配慮も十分です。

学校や日常使いはもちろん、「とりあえず色鉛筆を試してみたい」という最初の一歩にも最適な選択肢です!

1,000〜3,000円|品質と価格のバランスが良いミドルレンジ(ステッドラーなど)

ミドルレンジの代表格といえば、ドイツの老舗文具メーカーステッドラーです。

発色の安定感や使い心地のよさが評判で、趣味として色鉛筆を楽しみたい大人に人気があります。

国内ブランドでも、この価格帯になると品質のグレードアップが感じられる製品が増えてきます。

「本格的に趣味として始めたい」という方が最初のステップとして選ぶには、ちょうどいいゾーンです!

3,000円以上|発色・描き心地にこだわるならこのブランド(ファーバーカステル・ホルベインなど)

3,000円以上のハイエンドゾーンで人気なのが、ドイツのファーバーカステルと国産のホルベインです。

ファーバーカステルの「ポリクロモス」は油性色鉛筆の中でも世界的に評価が高く、発色の豊かさと重ね塗りのしやすさに定評があります。

一方、ホルベインは日本のアーティストからも支持を集める高品質な画材ブランドで、とくに水彩色鉛筆ラインが充実しています。

「道具にこだわりたい」「本格的なアート作品を描きたい」という方は、このゾーンへの投資を検討してみてください!

 

子ども・大人の塗り絵・イラスト・プレゼント…目的別おすすめ色鉛筆セット

色鉛筆は「誰が・何のために使うか」によって、最適な選び方が変わります。

目的別に分けて、選ぶポイントを整理していきます。

子ども向け|安全性・使いやすさ・耐久性で選ぶ

子どもに持たせる色鉛筆で最優先にしたいのは、安全性です。

万が一口に入れてしまっても問題ない素材かどうか(玩具安全基準や食品衛生法に準じているかどうか)を確認しておくと安心です。

次に大切なのが、使いやすさ。

芯が折れにくい・軸が太くて握りやすい・削りやすいといった要素が、子どもの使いやすさに直結します。

また、多少乱暴に扱っても壊れにくい耐久性も見逃せないポイントです。

サクラクレパスやトンボ鉛筆の子ども向けラインナップは、これらの条件をよく満たしており、選びやすい選択肢が揃っています!

大人の塗り絵向け|発色の豊かさと重ね塗りのしやすさで選ぶ

大人の塗り絵(アダルトカラーリング)を楽しむなら、発色の豊かさと重ね塗りのしやすさを重視して選ぶのがポイントです。

細かい模様が多い大人向け塗り絵では、グラデーションや陰影の表現が仕上がりのクオリティを大きく左右します。

そのため、中軟質〜軟質タイプで発色が鮮やかなブランドを選ぶと、ストレスなく楽しめます。

36色以上のセットがあると、肌色・影色・ハイライト色など、微妙なニュアンスも表現しやすくなります。

ファーバーカステルやステッドラーの中〜高価格帯のセットは、大人の塗り絵との相性が抜群です!

イラスト・創作向け|表現の幅と色数で選ぶ

オリジナルのイラストや創作活動に色鉛筆を使いたいなら、色数の多さと表現の幅の広さが重要になります。

とくに、肌の色・自然の色・陰影の色など微妙な色差を表現したい場合は、48色以上のセットが頼りになります。

また、芯の硬さが異なる色鉛筆を複数揃えて、用途によって使い分けるという方法もあります。

水性と油性を組み合わせて使う上級者もいるほど、色鉛筆は奥が深い画材です。

まずは好きなブランドの36〜48色セットから始めて、使い続けながら少しずつ道具を育てていくのが、長く楽しむコツです!

プレゼント向け|見た目・ブランド・予算で選ぶ

色鉛筆は、プレゼントとしても人気の高いアイテムです。

贈る相手の年齢や用途に合わせて選ぶのはもちろんですが、ギフトとして選ぶ際は「見た目の高級感」も重要なポイントになります。

ファーバーカステルの木箱入りセットや、ステッドラーのスリムなケース入りセットは、開けた瞬間に喜んでもらえるパッケージが魅力的です。

贈る相手の使い慣れ度がわからない場合は、12〜24色のコンパクトなセットを選ぶと、使いやすさと見た目のバランスが取れておすすめです!

 

買ったあとも長く使うために知っておきたい色鉛筆のお手入れと保管方法

せっかく気に入った色鉛筆を手に入れたなら、できるだけ長く使いたいですよね。

ここでは、色鉛筆を長持ちさせるための基本的なお手入れと保管のポイントをお伝えしていきます。

芯を折らない正しい削り方

色鉛筆の芯折れは、削り方が原因のことが多いです。

鉛筆削りを使うとき、無理に力を入れて削ると芯が折れやすくなります。

とくに軟質タイプは芯がやわらかいため、ゆっくり少しずつ削るのが基本です。

カッターを使う場合は、刃を寝かせて木の部分を少しずつ削り、最後に芯を整えるイメージで進めると折れにくくなります。

また、落としてしまった色鉛筆は内部で芯が割れていることがあるため、削る前に注意が必要です。

色鉛筆を長持ちさせる保管のコツ

色鉛筆を保管するうえで大切なのは、直射日光と高温多湿を避けることです。

油性色鉛筆は熱に弱く、夏場の車内や窓際などに放置すると、ワックス成分が溶けて芯がもろくなることがあります。

専用のペンケースや缶ケースに入れて、涼しい場所で管理するのが理想的です。

また、立てて保管するよりも横に寝かせるほうが芯への負担が少ないという意見もあるため、参考にしてみてください。

お気に入りの道具を丁寧に扱う習慣が、色鉛筆ライフをより豊かにしてくれます!

 

まとめ:自分にぴったりの色鉛筆を見つけて、色遊びを楽しもう

この記事では、色鉛筆の選び方について、油性・水性の違いから色数・芯の硬さ・ブランド・目的別の選び方まで幅広くお伝えしてきました。

改めてポイントを整理すると、初心者には「油性の中硬質で24〜36色セット」を選ぶのが最も失敗の少ない方法です。

予算に余裕があれば、ステッドラーやファーバーカステルのような信頼性の高いブランドを選ぶと、描き心地の良さをしっかり実感できます。

とはいえ、一番大切なのは「完璧な1本」を探し続けるより、まず手に取って使い始めること。

実際に使いながら自分の好みがわかってきて、次第に自分だけのラインナップが揃っていきます。

ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりの色鉛筆を選んで、色遊びの楽しさを体験してみてください!